ノーベル平和賞受賞者ユヌス博士のシンポジウムに応援参加

2017/3/19

2月22日有楽町朝日ホールにて、
ノーベル平和賞受賞者であるムハマド・ユヌス博士のシンポジウムが開催されました。

これは、ユヌス博士が提唱する「ユヌス・ソーシャルビジネス」をより深く理解してもらうとともに、
日本でのユヌス・ソーシャルビジネス始動を宣言するというイベント。

神田昌典はモデレーターと講演の大役を担い、応援に駆けつけました。

ディスカッションに登場したパネラーは、ユヌス博士、岡田昌治氏(九州大学特任教授 ユヌス&椎木ソーシャル・ビジネス研究センター エグゼクティブ・ディレクター)、菅正弘氏(モザンビーク新銀行準備株式会社 取締役会長)。

神田の進行のもと、
ユヌス・ソーシャルビジネスの「7つの原則」の理念について熱い思いが語られました。

神田が「バイブルのようなもの」と称する、その7つの原則とはーー

1)グラミン・ソーシャルビジネスの目的は、利益の最大化ではなく、
人々や社会を脅かす貧困、教育、健康、技術、環境といった問題を解決することです。

2)財務的、経済的な自立と持続可能性を実現します。

3)投資家は、投資額を回収します。しかしそれを上回る配当は還元されません。

4)投資の元本の回収以降に生じた利益は、
グラミン・ソーシャルビジネスの普及とより良い実施のために使われます。

5)環境へ配慮します。

6)雇用者は良い労働条件で給料を得ることができます。

7)楽しみながら。

「2000年に国連が設定した『持続可能な開発目標(SDGs)』において、
2030年までに『あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つこと』が
最重要目標として掲げられたが、それよりもさらに前倒しで、
世界を貧困ゼロにできると私は考えている」と語るユヌス博士の口調は、
穏やかながら揺るぎない情熱と信念が感じられ、
会場のすべての人がその一言一言に聞き入っていました。

岡田氏によると、現在日本で実践しているソーシャルビジネス・カンパニーは11社。

今後、ユヌス博士のビジョンがより浸透して、
日本で新たなムーブメントとなる日も、そう遠くはないかもしれません。



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