Vol.160 二人の力:クリエイティブペアにおけるイノベーションの本質を見出す Powers of Two

2017.2.6

 

原題:Powers of Two:Finding the Essence of Innovation in Creative Pairs

著者: Joshua Wolf Shenk

 

一人であるというのは幻想です。
創造性を引き出すためには
二人である必要があるのです。
…by 神田昌典

 

ソニーの立ち上げには
井深 大さんと盛田照夫さん。

ホンダの立ち上げには
本田宗一郎さんと藤沢武夫さん。

これまで大きなイノベーションを
生み出してきた企業の背景には、
実は「2人」が関わっています。

あなたも何か新しいことを考えるとき、
自分一人の思考だけではなく、
考えている途中で「あの人だったらこう思うかも」と
あなたの身近な人の考え方が
反映されていることはありませんか?

この「2」という数字は
新規事業の立ち上げや、
イノベーションを起こすために
必要だと著者が述べています。

この考え方は私たちのビジネスの
あり方をまったく変えてしまうかもしれません。

なぜなら、今までは一人で
パソコンに向かいながら仕事をしていましたが、
これからの時代は二人で助け合いながら
仕事をする時間が多くなってくるのかもしれません。

そのときあなたはどのような
パートナーを選び、
仕事をしたいと考えるでしょうか?

本書によれば、より効果的で、
結果を残せるペアは
似通っているところだけではなく、
互いに違うところを持っているとしています。

その違うことこそが考え方に幅を持たせ、
これまでになかったものを生み出していく
引き金になっていくのかもしれません。

一人で新しいものを考えようとしても、
これまでの人生ですでに経験したことや
学んだことからしか出てこず、
あなたがこれまでに作ってきたものと
あまり変わらないものしか作れません。

しかし、そこに全く新しい他者の考え方を
導入することで、可能性の幅が一気に
広がっていくことでしょう。

だからこそ、ペアとして取り組むことで、
今までになかったアイデアを生み出すことが
できるのです。

これまで、一人で仕事をこなしてきたかたは、
どうすれば良いパートナーと出会えるのか、
そして、どのようにしたら生産的で
良い関係性を作りあげることができるのかと
思うかもしれません。

実はあなたにぴったりなパートナーの出会い方、
そして、絆を強くさせる関係性の作り方も
今回の洋書トライアスロンで紹介されています。

今後、日本の人口は減少していくでしょう。
その中で新規事業を作り、価値の創造を
続けなければならないということも
あるかもしれません。

そのときにはこの「2」という数字を
頭に思い描いて、ペアで取り組むことの
重要性を思い出してください。

きっとあなたの課題を解決する
イノベーティブな考え方に
出会うことができるでしょう。


Powers of Two: Finding the Essence of Innovation in Creative Pairs

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