Vol.230 ガン治療最前線(前編) [1]How to Starve Cancer

2020.1.5

 

原題 How to Starve Cancer …without starving yourself

著者 Jane McLelland

ビジネスパーソンはいくら優秀でも健康を損なうと力が発揮できない。
今や日本人の2人に1人はガンになるので、この方法はビジネスリーダーには絶対におススメだ。

…by神田昌典

今回はアメリカで非常に好評な健康関連書。
あなたを飢えさせることなく、ガンを飢えさせる方法という本です。

著者は1999年にステージ4の肺ガンで、余命12週間と言われましたが、いまだに存命で普通に暮らしています。

その治療アプローチは、東洋医学的なものかと思いきや、伝統的な医療から離れたものではなく、
エビデンスをもとに、特許が切れて安価に入手できる薬を組み合わせることでステージ4のガンを克服したというもの。

神田さんが健康関連の本を取り上げたのは、ビジネスには健康がとても大事だからです。

日本は高齢化で、国立がん研究センターの調べによると、2015年のガン患者は1985年に比べて2倍になっているとの事。
今や2人に1人が、生涯のうちでガンに罹患する可能性があるそうです。

ビジネスパーソンがいくら優秀でも、ガンになれば乗り越えられません。
だからこそ、リーダー層にはこの本が必要なのです。

抗ガン剤がガン治療に優れた方法であることは間違いありませんが、
さまざまな研究により、他のアプローチでも治せることがわかってきました。

ガンは、マルチモダリティといって、どんどん転移していき、かつ瞬発的です。
そのため、エネルギーをたくさん必要とするのですが、
そのエネルギーは、私たちがよく知っている3つの要素だとわかりました。

さらに、ガンは代謝の方法を変えていきます。
これが、ガンが強力で、再発するメカニズムだったのです。

そこで著者は、従来の抗ガン剤治療・放射線治療と、新たに発見した治療を組み合わせることを考えました。

その新たに組み合わせた効果的な薬が、私たちも普段から使っている、アノ薬だったのです。

また、ガンのエネルギー源となる栄養素を減らすために、食事療法を取り入れました。
著者が排除した食べ物と積極的に摂るようにした食べ物が、具体的に紹介されています。

この著者のアプローチは、まさに、医療界のシャーロックホームズのようですね。

<後半に続く>

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